KAISHO
文化の苗床、暖簾開き。
編阿弥庵(東京・神宮前)|亭主 立川裕大
室町の世、将軍のそばに「会所」と呼ばれる場があった。
身分を越えて好みや教養を持ち寄り、連歌・茶・花・能——異なる芸能が一座を組み、その場限りの遊びの中から、日本独自の文化が花開いていった場所である。阿弥衆が唐物と和物を合わせ、職人の技を見出し、作り手と目利きが出会う。日本のクリエイティビティはこの苗床の中で育まれてきた。
五百年の時を経て、編阿弥庵を現代の会所として開く。
ここに招かれるのは、それぞれの道を極めた作り手や目利きたち。対話はプロセスそのものに価値がある。その場でしか生まれない言葉を、編阿弥が編んで世に届ける。
寄合・当座・趣向・創発——会所の精神は、今ここに宿る。
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