第一回予告(10月予定)|現代美術家 舘鼻則孝

KAISHO

第一回予告(10月予定)|現代美術家 舘鼻則孝

編阿弥庵(東京・神宮前)|10月予定

舘鼻則孝|プロフィール

1985年、東京に生まれ鎌倉で育つ。2010年、東京芸術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。在学中より日本の伝統文化、とりわけ江戸時代の遊女の装束文化についての研究を進め、友禅染の着物や下駄の制作に取り組んだ。

創作活動の概念として「Rethink」を掲げ、日本古来の文化や伝統工芸の技法を現代の視点から捉え直すことで、今日を生きる私たちの価値観を表現している。代表作である《Heel-less Shoes》は、花魁の高下駄に着想を得たかかとのない靴であり、身体構造と美意識の関係性を問い直す作品として国際的な評価を得た。ニューヨークのメトロポリタン美術館、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館をはじめ、世界各国の美術館に収蔵されている。

その制作はファッションとアートの境界を横断し、近年は彫刻に加えて絵画へと表現の領域を拡張している。2016年にはパリのカルティエ現代美術財団において人形浄瑠璃文楽の公演を監督するなど、舞台演出も手がける。これまでにニューヨーク近代美術館(MoMA)、東京都現代美術館、岡本太郎記念館、パナソニック汐留美術館などで作品を発表するほか、2019年より女子美術大学特別招聘教授を務める。

また、日本各地の職人との協働を通じ、伝統工芸の技法を現代の造形へと接続する試みを継続的に行っている。分野の境界を越えることで生まれる新たな表現の可能性を、今日もなお探求し続けている。

Photo: GION

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