2003年9月、そのホテルは「CLASKA」として生まれ変わった。
リノベーション、ブティックホテルといった言葉がようやく世に出はじめた、絶好のタイミングだった。その追い風も受けて、CLASKAは開業当初から大きな話題を集めた。
インテンショナリーズのデザインのもと、家具や照明は全面的に私たちが手がけることになった。職人たちとともに待ち望んできた、大仕事だ。真鍮のライトや錫のシャンデリアは高岡の鋳物、漆のカウンターパネルも高岡の職人の手によるもの。ほかにも、青森のブナコのペンダントライトや籐編みのラウンジチェアなどが空間を彩った。
CLASKAはWallpaper* Design Awards 2004でBest Hotelを受賞するなど、デザインの面でも世界的な評価を得る。それに呼応するように、私たちが職人とともにつくり上げたプロダクトにも光が当たりはじめた。
最先端の空間に、伝統技術を。あのコンセプトが、ようやく動き出したのだ。


